コラム
  • アメリカへの高校留学 2018.08.27

「アメリカ高校留学」おすすめ記事まとめ1

アメリカ高校留学の魅力
◯アメリカの高校に行く前に、「アメリカの教育制度」を知ろう
アメリカと日本では教育制度にいくつも細かい違いがありますが、その中でも大きな違いは義務教育の期間でしょう。

ご存知のとおり、日本では小学校入学から中学校卒業での9年間ですが、アメリカでは高校を卒業するまでの12年間が義務教育となります。

また、日本では小学校6年間、中学校3年間、高校3年間の6:3:3制で全国統一されていますが、アメリカでは州や地域によって異なります。

もっとも一般的なのは、小学校6年間、中学校2年間:高校4年間の6:2:4制ですが、日本と同じく6:3:3制の州や地域も存在します。

さらに、アメリカでは公立と私立で担う役割がより明確化さえています。大雑把にいうと、公立では社会に出たときに困らない知識や常識の獲得、私立は大学進学を目標としています。

留学生の受け入れ対象も異なり、私立では1年間に期限を絞った「交換留学生」を、私立ではアメリカの高校で卒業・場合によってはアメリカでの大学を視野に入れた「正規留学生」を受け入れ対象としています。

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◯アメリカへの高校留学なら「ボーディングスクール」への正規留学がおすすめ
アメリカへの高校留学は、長い人生の中でも「高校在学中の3年間」という、ごく限られた期間しか得られない非常に貴重な経験です。

感受性が豊かで、新たに得た知識・知恵・考え方を素直に受け入れ、また吸収できる高校生という時期にアメリカで得た経験は、その後の人生においてもひときわ光を放つ貴重なけいけんとなるはずです。

そんな経験できるアメリカへの高校留学に挑戦するなら、せっかくですからある程度の長期間アメリカで生活し、さまざまなものを吸収し、人間的にも大きく成長して帰国してほしいと思います。

そこでおすすめしたいのが、アメリカでの高校卒業を目的とし、大学進学」も視野に入れた「ボーディングスクールへの正規高校」です。

アメリカでは公立高校と私立高校で教育方針・目的が大きく異なるのは先述したとおりです。

その中でも、アメリカの私立高校にあたる「ボーディングスクール」は全寮制を採っており、世界中から集まったさまざまな人種の留学生と交流を持つことができます。

長い伝統と広大なキャンパスが特徴の1つとして上げられるボーディングスクールでは、日常生活の中で友人・先生と刺激し合い、お互いに切磋琢磨しながらあなたが持つ「個性・能力・適正」を伸ばしていけるはずです。

毎年、世界各国から多くの留学生を受け入れているボーディングスクールでは、専門のカウンセラーが常駐していたり、授業の制度を高めるために少人数制を採用していたりと、生徒一人ひとりに対する学習面・生活面でのサポート体制が非常に高い水準で整えられています。

こうした環境の中で現地(アメリカ)の生徒、あるいはあなたと同じ外国からの留学生と交流を深め、多くの考え方や文化と触れることで柔軟な思考と深い見識を得られるだけでなく、今後もグローバル化が進む社会の中で求められる国際感覚を磨くこともできます。

アメリカでの高校留学を経て、ぜひ他人にはない自分の個性や能力を伸ばし、”just another(ありきたりの、ありふれた、よくある、ただの、月並み)な人間”ではなく、個性的で魅力溢れる”only oneな人間”に成長してほしいと思います。

また、留学中に出会うであろう多くの「友人・恩師」、多くの「経験」は、長い人生の中でも色褪せることのないかけがえのない宝物として強い光を放ち続けることでしょう。

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◯ボーディングスクールへ行くために必要なものと、そこで得られるもの
これまでお話したように、ボーディングスクールへの留学は「友人・恩師・経験・知識」など多くのものが得られます。

では、実際にボーディングスクールへ留学するには何が必要なのでしょう?この問いに対して、多くの方が英語力と答えられます。

確かにアメリカでの基本言語が英語である以上、ある程度の英語力は必要でしょう。留学を志す高校生の方にとっても、今の自分の英語力でコミュニケーションをとれるかということは非常に気になることだと思いますし、実際に出発前の相談の多くが、英語力に関するものです。

しかし、正直なところそれ程ハイレベルな英語力は必要ありません。極端な話、中学校卒業までに習う英語の基礎さえ身に着いていれば、ボーディングスクールへの留学は十分に可能です。

ボーディングスクールでは生徒一人ひとりに対して手厚いサポート体制を敷いており、渡米時点での英語力の不足が、留学そのものの失敗につながることはほぼありません。

最初はコミュニケーションや授業に苦労するかもしれませんが、それは誰にとっても同じこと。大切なのは、知識として「持っている」ことではなく、実際にそれを「使う」ことなのです。

英語力は、アメリカで数ヶ月も過ごせば自然に鍛えられるものですし、そもそもボーディングスクールでは英語力そのものはあまり評価されません。

日本で重要視される、いわゆる「ペーパーテストで良い点を採るための教育」自体が重要視されていないことも理由の1つです。

ボーディングスクールで重要視される能力は「自分で考え、それを発信する力」です。

授業にもその方針は反映されており、ほとんどのボーディングスクールでは1クラス10人前後の少人数制を敷いており、生徒が自らの考えを発信しやすいようディスカッション形式でおこなわれます。

日本でよく見られる教科書の内容を暗記するための授業ではなく、その内容に対して自分の考えを持ち、それを発言あるいはクラスメイトと共有し、ときには討論をするというのが、アメリカでのスタンダードな授業風景です。

こういった考えのもとに授業が行われるので、たとえ英語力に劣っていたとしても、それを乗り越えるための積極的な姿勢や、授業への取り組み方が評価されるというわけです。

大切なのは、英語力の不足を理由にして殻に閉じこもるのではなく、それを打ち破る「行動力・積極性」です。こうした力を得ることもアメリカへの高校留学に挑戦する大きな理由の1つともいえるでしょう。

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◯ボーディングスクールではどんな生活が待っているか
ボーディングスクールでの生活
アメリカの高校では1年間でおおむね秋・冬・春学期と3つのシーズンを過ごすことになります。

授業は基本的に選択制で、自分が受けたと思う授業を組み合わせて、生徒一人ひとりが各自で時間割りを作っていきます。

英語(国語)・数学・理科・歴史・芸術・外国語など卒業に必要となる必須科目はありますが、それ以外にどんな授業を選択するかは、生徒の判断にゆだねられます。

自由科目はコンピューターやボランティア、インターンシップ、芸術など多岐に渡ります。

留学生の場合、英語がすでに外国語であるため必須科目の外国語は免除されることが多いのですが、あえて外国語を選択してトリリンガル(日本語・英語・その他の外国語)を目指す生徒もいます。

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授業で出される宿題は、基本的に「リーディングの宿題」となります。これは予習も兼ねており、読んできた教科書の内容をもとに、クラスメイトとのディスカッション形式で授業が進行します。

宿題範囲は1つの科目につき30~50ページと広範囲になることも珍しくなく、リーディング力が不足しがちな留学初期の頃は、内容を理解するだけで一苦労でしょう。

ただ、何事にもコツがあるようにリーディングの宿題にもコツがあります。そのコツさえ掴んでしまえば、宿題に追われて何もできないという状況から脱し、自分の時間を持つことができるようになります。

下のページでそのコツを詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください

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学期中はほぼ毎日テストがおこなわれるので、宿題にテスト勉強と毎日が勉強だと思いますが、それでも朝から寝るまで勉強漬けというわけではありません。

寮に変えれば友人やクラスメイト、ルームメイトと遊ぶ時間はありますし、放課後にはクラブ活動を通して仲間とともに汗を流すといった時間も設けられています。

クラブ活動は、1つのクラブ・サークルに在籍し続けるのではなく、シーズンごとに用意されたアクティビティを選びます。夏にはサーフィンやゴルフ、冬はスキーやスノーボードといった具合に、さまざまなスポットを体験し楽しむことができます。

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また、ボーディングスクールの夏休みは3ヶ月と割と長めであることが多いです。その間は帰国する生徒もいますが、他の学校での生活を体験できるサマースクールに参加する生徒も少なくありません。

サマースクールでは1年度分の授業を夏休みの機関に凝縮するので、普段の授業に比べて学習量が多くなりますが、他の学校で受けた授業も単位として換算されることや、なにより別のキャンパスで新たな友人を得る、それまでにない経験ができることがサマースクールへ参加する生徒が後を絶たない1番の理由のようです。

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◯ボーディングスクールでの評価と卒業後の進路
アメリカの高校留学で得られるもの
ボーディングスクールでの成績評価はだいたいA、B、C、D、Eのご段階に分けられます。

このアルファベットを0~5に数字化して平均値を算出したGAP(Grade Point Average)が総合的な評価となります。

アメリカの高校ではこのGPAが非常に重要視され、アメリカでの大学進学にも大きく関わってきます。

成績表には科目ごとに先生のコメントがかなり細かく書かれ、それがそのまま日本の保護者に学習状況として伝えられることも少なくありません。

ちなみにGPAは『履修した科目のGrade Point×それぞれの科目の単位数の合計÷総単位数』という計算式で算出され、オールAをとったときのGPAは4.0です。GPAが3.5以上あれば、大抵の高校で成績優秀な生徒に分類されます。

授業についていけない生徒に対するサポート体制が充実しているボーディングスクールですが、成績に対してシビアな面もあります。

おおよそGPAが2.0以下くらいの成績が悪い生徒に対して警告書が発刊されることが多いのですが、警告書を発刊されてもなお成績に改善が見られない生徒に対しては、割とあっさりと退学を勧告してきます。

やる気のある生徒には優しい反面、やる気のない生徒に対しては厳しいのもボーディングスクールであることを覚えておいてください。

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ボーディングスクールでの成績が優秀だった留学生には、アメリカでの大学卒業の道が開かれます。

大学進学校でもあるボーディングスクールでは、ガイダンスカウンセラーという進路指導専門カウンセラーによる進路指導・相談が受けられます。

進学の選択肢としては、アメリカか日本いずれかの大学に進学ということになりますが、レアケースとしてヨーロッパなど新天地での進学を選択する生徒も少なからず存在します。

アメリカで進学する場合は5~6月に高校を卒業し、同年9月に大学へ入学と割とスムーズな流れなのですが、日本の大学へ進学する場合は、翌年4月の入学か秋入学が認められた大学へ「帰国子女枠」か「一般受験枠」で受験することになります。

受験方法が大学によって異なる場合が多いため、「帰国子女枠」か「一般受験枠」で受験する際には、あらかじめ進学を希望する大学の入試内容を確認しておく必要があります。

いずれにしても「アメリカと日本どちらで進学するほうが自分にとってプラスになるか」をしっかり考えたうえで進路を決定することが1番大切なことです。

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◯「身一つでアメリカへ!」高校留学を無事に終えるためには
アメリカへ高校留学する際には、ほとんどの場合は「1人」でアメリカへ赴くことになります。

知り合いが誰もいない。周りは外国人ばかり。言葉も通じない。という環境に、誰しもが不安を抱くでしょう。

その不安を解消するために必要なのが「よき友人」の存在です。アメリカでの高校生活を経てさまざまな経験を積み、人間として大きくなって帰国するためにも、クラスメイトやルームメイトの存在は欠かすことができません。

おそらく、周りにはあなたと同じ外国からの留学生も少なくないでしょう。異国で迎える新たな生活に不安なのは一緒です。

まずはあなたから積極的に歩みよることで、驚くほどスンナリと友人を得ることができるでしょう。

言葉でのコミュニケーションは難しくても、身振り手振りで気持ちを相手に伝えることはだきます。英語もですが、「ボディランゲージも立派な世界共通語」になり得ます。

まずは、「自分から積極的にアプローチをかける」姿勢を大切に。せっかくアメリカへ行くのなら、より多くの文化や知識、考え方に触れるチャンスを自分でどんどん作っていきましょう。

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ただ、友人やクラスメイト、ルームメイトが出来たとしても、ホームシックにかかることもあるでしょう。

多感な時期に家族や友人と離れ、遠く異国のアメリカで過ごすのですから、当然ともいえます。

そんなときにおすすめのホームシック解消法をご紹介します。ストレス解消にもおすすめなので、ぜひ試してみてください。

アメリカ高校留学中のホームシック解消法

◯楽しくも厳しいアメリカ高校留学。「覚悟」を持って挑戦しよう
憧れのアメリカで高校生活を送るとなれば、誰しもが期待と希望を胸に抱いて、意気揚々とアメリカへと出発するはず。

ですが、高校留学での経験は、決して楽しいことばかりではないでしょう。

ほぼすべての留学経験者は、理想と現実のギャップに一度は必ず「こんなはずではなかった・・・」という思いを抱いています。

言葉の壁やなかなかできない友人、ルームメイトとの人間関係など、必ず困難や悩みに直面する場面はやってきます。

しかし、そうした経験を乗り越えることで、楽しかったことや嬉しかった記憶・思い出がより鮮烈な光を放つのです。

帰国後に「よい留学生活だった。」と振り返ることができるよう、立ちはだかる壁を見事に乗り越え、自分の糧とし、大きな成長を遂げて帰国してもらいたいと考えていす。

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